今年、市政施行20周年を迎える当市でも1月12日に「菊川市はたちの集い」が開催されました。対象はちょうど500人。中には菊川市と同じ平成17年1月17日生まれの方もいるはずです。
選挙権が20歳から18歳に引き下げられたのは、平成28年です。引き下げられた理由はいくつかあります。18歳選挙権が世界の傾向であること、憲法改正に必要な国民投票の年齢18歳に合わせるということ、そして、高齢化が進んでいるため若い有権者を増やそうというのも大きな理由の一つです。
改正当時、20歳代はおよそ1,270万人、それに比べ60歳代はおよそ1,830万人、その差は、実に1.45倍です。将来の日本の方向性を決めるのに多くの若者が参加するべきというのが理由なのです。
私が言うまでもなく、現代民主主義国家では、選挙権を行使して自らの代行者を選びます。ドイツの法学者イェーリングは『権利のための闘争』の中で「権利の放棄は精神的自殺である」と述べています。高齢者に負けないように、多くの若者に選挙権を行使してもらいたいものです。